ホーム > 災害対策 > 自施設の防災訓練 東日本大震災を経験して
多賀城腎・泌尿器クリニック
2011年3月11日の東日本大震災に於いて、当院は震度5強の地震及び、津波による2.2メートルの浸水の為、12時間以上の孤立状態となりました。
災後のクリニック再建時に、以前は1階にあった透析室を2階に移設、キュービクル・自家発電機は屋上へ設置、貯水槽も嵩上げ、ポンプは1.5m高い位置に設置するなど浸水被害に対応致しました。
また指定避難場所への経路には河川もあることから、移動が危険と想定される場合は、当院上階へ避難することとしています。
この際の設備的な工夫として、階段の傾斜を緩やかにし、患者の両脇をスタッフが抱えた状態でも移動できるように階段幅を広げた造りとしております。
避難訓練を下記のようなシナリオを作成し、初動の指示系統の確認をメインとし、シミュレーション訓練を実施しています。
災害時に使用するアクションカードはスタッフの目につくよう日頃より掲示しています。
また上階への避難を想定した実動訓練も実施しています。
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